子どもたちが小学生の頃の、わたしの働き方
わたしが、家計のためにフルタイムで働くようになってから、15年以上が経ちます。
フルタイムで働くようになった当時は、子どもたちはまだ保育園と小学生。
寂しい思いをさせたくない、オヤツは手作りしてあげたい、子どもたちが帰った時には家にいてあげたい、という強い思いがありました。
現実には、子どもたちが帰る時間に、わたしが帰って待つということは叶いません。
それならば、せめて母の温もりだけでも家に残しておきたい、と考えました。
お昼休憩(1時間)は、職場の人と一緒にランチ、一目散に家へ帰り、残り物でお昼をすませたら、子どもたちのおやつを準備します。
『おかえり!今日のおやつは、冷蔵庫にあるよ。二人で仲良く食べてね。今日は18時すぎには帰るからね。母さんより』と、毎日毎日手紙を書いて、午後からの仕事に間に合うように職場へ戻ります。
これを、子どもたちが小学校を卒業するまでの、8年間繰り返しました。
夏休みや冬休みなどの、子どもたちの長期休暇は、毎日お昼休憩に家にすっ飛んで帰って、チャーハンやパスタなど、簡単なお昼ご飯を作ります。
よくお友達が遊びに来てくれていたので、その子達の分も作って食べさせるます。
わたしのお昼ご飯どころではありません。(・∀・)
できるだけ、残業は控えていましたが、どうしても18時をすぎることもありました。
子どもたちに当時のことを聞くと、『母さんが家に居ない感覚はあまりく、全然、寂しくなかったよ。』と答えてくれるので、あの頃の昼休憩の苦労が報われた思いです。
家計のための仕事ではなく、仕事は趣味にしよう
毎日、朝から晩まで仕事と子育てと家事。休日は、日頃放ったらかしになってる家の大掃除やお布団干し。子どもたちの習い事や塾の送迎、学校行事、自治会の行事など。
わたしが働かないと家計が回らない我が家でしたから、自分の時間もなく、趣味もない、そんな10年を過ごしていました。
それでも、幼い我が子たちとの時間は、とても楽しく充実したものでした。( ´∀`)
ところが、子どもたちが、中学生になると、部活や塾で、帰ってくる時間が遅くなりました。
夕方、仕事から帰って慌ててご飯を作っても、みんなが揃ってご飯を食べることはなく、1人で待っている時間が増えました。
順調に、思春期・反抗期を迎えた子どもたち。家での口数も減り、ご飯を食べ終わるとサッサと友達と携帯で電話したりラインをしたり。わたしの入る隙間はないようでした(涙)
そのころ、責任ある仕事を任されることが多くなり、残業することも増えました。
わたしにとっては、子どもたちといい距離感でいられて、収入も増えたので、気持ちに余裕ができるようになりました♪
責任とともに、わたしの考えや経験も活かせるようになり、どんどん仕事が楽しめるようになりました。職場内で、SNSを使ったコミュニケーションが増えはじめたことにより、職場外の仕事仲間も、だんだんと増えました。
仕事に対する考え方や向き合い方が、大きく変化して、仕事にのめり込んでいきました。
いつの間にか、仕事=趣味のようになり、やりがい、生きがいのようになっていました。
仕事以外の趣味が、必要な理由
仕事が趣味だったわたしですが、これではまずいな!と思う出来事がありました。
それは、3年前のコロナウィルス感染症の流行です。
子どもの学校が休校でリモート学習になり、わたしの職場も休業。
幸い、休業手当や給付金のおかげで、我が家の家計はピンチになることはありませんでしたが、気の合う仲間とのサークル活動のようだった仕事から、孤独なリモートワークや時短勤務となりました。
もちろん、仲間との打ち上げやランチ会などもできません。
いつも頭の中は、仕事のことでいっぱいで、鳴り止まない仕事のライングループの着信音。新しい仕事の依頼を受けては、片っ端からからこなす。
そんな刺激的な生活に、急ブレーキをかけられたようでした。
しばらくは、余った時間の使い方も、家での長い時間の過ごし方も、わからないまま、コロナ感染の不安と気の抜けた毎日を過ごしていました。
生きがいだった仕事を、思うようにできなくなったわたしは、何か趣味を見つけなきゃ!と焦りました。
家族と向き合う時間、自分だけの時間
以前、こちらの⬇️記事に書いたように、思いがけない心のピンチです。
この3年間で、家族との時間を大切にできるようになり、無事子どもたちが大学進学してそれぞれ一人暮らしを始めた今年の春、わたしの初めての一人暮らしが始まりました。
1人でも、おうち時間を楽しめるようになったわたしは、仕事の時間以外では、身近な人のSNS投稿をチェックするのは、やめました。
休みの日や、勤務時間外に鳴る、ラインのチェックも、やめました。
仕事は、あくまでも家計のためにすること。
オフの日は、自分の心と体をゆっくり休めたり、家族や自分のために時間と体力を使う。
こんな風に、仕事と生活にキチンと線引きできるようになりました。
セミリタイアという生活があるのを知ったのも、このころです。
そして、わたしもそんな生活を目指したい!と思うようになりました。( ´∀`)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!