40年以上も生きていると、望んだ未来、平凡な日々の生活、結婚、出産、子育て、仕事など、常に順風満帆にいくなんてことは、少ないのかもしれませんね。
最近のピンチについて
昨今、我が家の1番のピンチといえば、コロナウィルス感染症が大流行したことではないでしょうか。
好きなときに外出でき、どこで誰といても気にすることなく空気をいっぱい吸うことも吐くことができ、大切な人と会うことも少し大きな声でおしゃべりして盛り上がることも、あらゆる日常のあたりまえが、あたりまでではなくなる日が来るなんて、想像もしていませんでした。
2019年12月に、「原因不明のウイルス性肺炎」の報道が始まって以降、この先の見通しが持てず、辛くて不安な毎日がはじましました。
ピンチのときの受け止め方
結婚生活はすでに卒業して、わたしと子ども達での暮らしに慣れてきたころです。
もしも私が感染したら、残されるこの子達はどうなるんだろう・・・。
仕事に行けなくなって、収入がなくなったらどうしよう・・・。
この子達がもし感染して、私の元からいなくなったどうしよう・・・と、考えれば考えるほど、いろんなことが不安で不安で、眠れない毎日がはじまりました。
ピンチの乗り越え方
ここで、わたしが最初に実行したことは、我が家にとって何が不安で、すぐにできること何か?を冷静に考えることでした。
そして、片っ端から不安材料を消していくことに、集中しました!
何が一番不安かは、大切な人が感染すること!
誰だってそうだと思います。それに尽きますよね。
そこで、わたしが最初にするミッションは、以下の4点でした。
その1. アルコールとマスクを入手すること
その2. 外出時と帰宅時の、手指の消毒・手洗い・うがいなどの徹底
その3. 家族の不要な外出を禁ずる
その4. お互いに不安や不満を溜め込まないように配慮する
まずは、その1、注文しても手に入らなかったアルコールは、友達や知り合い、仕事関係者に余っていないか手当たり次第に聞いて、なんとか高校の同級生だった友達から業務用のアルコール(大)を分けてもらうことができました。
不織布の使い捨てマスクは、ドラッグストアにオープン前から1時間並んでも買えない状況でしたが、職場で毎月1箱ずつの配布が行われました。
おかげで、家族用のアルコールとマスクの確保には全く不安がなくなりました。
続いて、その2、外出時にアルコール消毒がさっとできるように、100均のセリアで香水を入れるような素敵なスプレー容器を3つ購入しました。息子はゴールド、娘がピンク、私はシルバーと色違いのお揃いです♪
どんな時だって、こういう遊び心は忘れません。不安に押しつぶされないための工夫です。
車のダッシュボードやリュックに入れて常に持ち歩きます。
その3、これが1番大変だったかも。( ´Д`)
子ども達が、自分は若いから、大丈夫だからと、根拠のない自信を持って外に遊びにいこうとするのを禁ずるのは、なかなか一筋縄にはいかない。
街へ繰り出し、人混みの中へ行ってしまいます。
息子は、大学に進学したものの、感染防止のため授業はリモートで、お友達を作ることもキャンパスライフを楽しむこともできません。
アパートにいても、生活費が2重でかかるだけなのでと、我が家へ帰ってきていました。
夜になると、地元のお友達と遊びに出かけます。人が集まることも、人の多いところへも行かないように説得するのは、なかなか大変でした。(>人<;)
そこへ、近くの電気屋さんのセールのお知らせが、ポストに届きました。
これだ!!と、思い立って、すぐに電気屋さんへ走りました。
そこで、チラシに大きく載っていた、目玉商品の、60型の大きなテレビを購入したのです。
ちょうど、コロナ給付金が家族3人で30万円いただいたところだったから、財布の紐も緩んでいたのかもしれません。
それまでは、21型のデスクトップの画面並みの小さいテレビが、たった1つしかなかった我が家。
リビングのソファの前にドドーンっと置いた大きなテレビで、Amazonプライムの映画でもYouTubeでも好きなもの見なさい〜っと。(๑>◡<๑)
夕食のメニューも工夫をしました。鍋料理や、プレート料理を多くして、家族団欒をしっかり楽しめるリビングにしました。
牛肉細切れとコーンと刻みネギとご飯を、ホットプレートで炒め、粗挽きコショウと焼き肉のタレで味付けする『ペッパーライス』は、簡単で美味しいので、オススメですよ♪最後にとろけるチーズをかけると最高です( ´∀`)
外出自粛がいよいよ本格的になったころ、子ども達も我が家のリビングが心地よくなったようで、自粛に協力的になりました♪
その4、お互いに不安や不満を溜め込まないようにするためにしたのは、いつもより多く丁寧な言葉のコミュニケーションです。
コロナ感染者が増えるにしたがって、行動制限による不満や、先の見えない不安が募ります。
リビングに1つしかないソファに座ること、テレビを独占すること、ご飯の時間、夜分の友達との電話の声など、普段なら大したことない事でも、家族がいつも以上に一緒にいることで、お互いに過敏になったり、ときには不快に感じたりと、我慢し合うことは増えてきますよね。
そこで、我が家では、お互いに我慢し過ぎずに、丁寧な言葉でお願いしたり、了承を得るなどを、心がけました。
プンスカと喧嘩腰に言うのをやめて、嬉しいなと思う行為、嫌だなと思う行為のどちらも、丁寧にお礼、お願い、了承を得ることが、親しき仲にも礼儀ありで、一番効果的な方法だったかなと思っています。
まとめ
今回、ピンチを乗り越えて、気づいたことは、自分の力ではどうにも出来ないピンチなときほど、目を家の中に向けることの大切さを学んだような気がします。
大切な家族、その家族と過ごす空間である家。
この空間を、お互いが少しずつ配慮しながら、居心地良くすることで、安心して寄り添い、明るい未来を想像しながら、勇気をもってピンチを乗り越えることができて良かったなと改めて思います。
今も、子ども達が帰ってくると、リビングに集まり、ホットプレートをかこんであ映画やYouTubeを一緒に観て、家族団欒を楽しんでいます。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!